マカフィー株式会社は11月17日、2020年第2四半期の脅威レポート「McAfee Labs 脅威レポート:2020年11月」を発表した。同レポートでは、パンデミックの発生した2020年第1四半期の後、第2四半期には在宅勤務が浸透し、新しいサイバーセキュリティの課題が生まれたとしている。同レポートによると、第2四半期では1分間の平均脅威数は419件で、COVID-19に便乗した脅威は605%に増加、新しいMicrosoft 365マルウェアは103%増加、新しいPowerShellマルウェアは117%増加した。クラウドインシデントが検出された国トップ10として、アメリカ、タイ、インド、ニューカレドニア、ロシア、オランダ、ブラジル、英国、ウクライナ、香港を挙げ、標的となった国として、アメリカ、英国、イタリア、フランス、インド、カナダ、スペイン、ドイツ、オーストラリア、ポルトガルを挙げ、公表されたセキュリティインシデントのおよそ27%はアメリカで発生していることを指摘している。さらに同レポートでは、インスタンス メタデータを使用したAWS内アプリへの侵入や、OneDriveフィッシングについても取り上げている。