独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月21日、WordPress用プラグインSimple Download Monitorにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社 佐藤元氏が報告を行った。影響を受けるシステムは以下の通り。Simple Download Monitor 3.8.8 およびそれ以前WordPress用プラグインSimple Download Monitorには、クロスサイトスクリプティング(CWE-79)(CVE-2020-5650)とSQLインジェクション(CWE-89)(CVE-2020-5651)の脆弱性が存在し、想定される影響としてはそれぞれ、当該製品の管理画面にログインしているユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される(CVE-2020-5650)、または当該製品の管理画面にログインしているユーザが細工されたURLにアクセスすると、任意の SQLコマンドを実行される(CVE-2020-5651)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。