株式会社理経は10月14日、同社が開発した「VR地震体験システム」を練馬区が採用したと発表した。同社では、地震による揺れを擬似体験できる起震車のスタートボタンに、家具の転倒や物の落下などによる負傷被害をリアルに体験可能なVR映像を連動して再生することで振動とVR映像のずれを解消、さらに複数のVRゴーグルを同時に制御可能な「VR地震体験システム」を開発した。同システムは、大人用(13歳以上)・子供用ゴーグルを複数台同時に制御可能で年齢を問わず、多くのユーザーが容易にリアルな体験で防災意識の向上を図ることが可能で、練馬区で採用に至った。VRの映像コンテンツは、キッチン・ダイニング、学校の教室、屋外の3つの実写映像の体験が可能、また起震車と連動したオリジナルコンテンツの制作も可能となっている。同社では今後、地震に限らず火災や水害のコンテンツを起震車でも体験可能にするなどラインナップの充実を図るとのこと。