Microsoft Windows の Windows Update Orchestrator Service におけるCOM API への権限制御不備により管理者権限への昇格が可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2020.09.25(金)

Microsoft Windows の Windows Update Orchestrator Service におけるCOM API への権限制御不備により管理者権限への昇格が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

2020 年 6 月に、Microsoft Windows で管理者権限の奪取が可能となる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
◆概要
 2020 年 6 月に、Microsoft Windows で管理者権限の奪取が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱な端末への侵入に成功した攻撃者は、当該脆弱性を悪用することで、対象端末の全権限を掌握することが可能です。Microsoft 社からセキュリティ更新プログラムが公開されているため、セキュリティ更新プログラムの適用により対策してください。

◆分析者コメント
 当該脆弱性は、Microsoft Windows 10 Version 1903 およびそれよりも新しい Windows OS のみと脆弱性の影響を受ける範囲はあまり広くありません。スケジュールタスクの実行までには時間がかかるため、脆弱性の悪用には時間がかかります。しかし、脆弱性の悪用が容易であり、マルウェアの潜伏にも悪用できる脆弱性であると考えられるため、対象システムへの潜入に成功した攻撃者に悪用されてしまう可能せがあります。Microsoft からすでにセキュリティ更新プログラムが公開されているため、セキュリティ更新プログラムの適用により対策してください。

◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3.1]
7.8

https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2020-1313&vector=AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST

◆影響を受けるソフトウェア
 以下のバージョンの Microsoft Windows が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。

  - Microsoft Windows 10 Version 1903
  - Microsoft Windows 10 Version 1909
  - Microsoft Windows 10 Version 2004
  - Microsoft Windows Server 1903
  - Microsoft Windows Server 1909
  - Microsoft Windows Server 2004


◆解説
 Microsoft Windows で Windows Update の制御をするためのサービスである、Windows Update Orchestrator Service に、API 関数の権限制御が弱いことに起因する権限昇格の脆弱性が報告されています。
《株式会社ラック デジタルペンテストサービス部》

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