「おいしい藤沢産ホームページ」への不正アクセスで迷惑メールの踏み台に、委託先と市の対応に行き違い(藤沢市) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

「おいしい藤沢産ホームページ」への不正アクセスで迷惑メールの踏み台に、委託先と市の対応に行き違い(藤沢市)

神奈川県藤沢市は8月27日、同市が委託運営している「おいしい藤沢産ホームページ」に外部からの不正アクセスがあり当該Webサイトのメール機能を踏み台として利用され、外部に迷惑メールを大量送信したことが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
神奈川県藤沢市は8月27日、同市が委託運営している「おいしい藤沢産ホームページ」に外部からの不正アクセスがあり当該Webサイトのメール機能を踏み台として利用され、外部に迷惑メールを大量送信したことが判明したと発表した。

これは8月19日に、同市から特定非営利活動法人 湘南ふじさわシニアネットに委託し運営している「おいしい藤沢産ホームページ」の問い合わせ用メールアドレス(info@oishiifujisawa.jp)に不正アクセスにより送信されたメールの一部が宛先不明で大量に返信されている事象を確認したため同サイトを閉鎖したというもの。

「おいしい藤沢産ホームページ」(http://oishiifujisawa.jp/)では個人情報等を取り扱っていないため情報流出は無く、独自に管理しているサイトであるため同市のサイトへの影響は無いとのこと。

送信された迷惑メールは、文章が全て外国語で記載されており、約13,000件が送信され、うち海外宛が95%、国内宛が5%であった。

委託先は翌8月20日に、同市の農業水産課に第三者からの不正アクセスの可能性があるため当該サイトを閉鎖したと報告を行い、同課では原因調査を指示、その後委託先がバックアップファイルから復元しサイトを再公開した旨を報告。翌8月21日には同課が再公開した旨の報告を確認し、原因究明までサイトを閉鎖するよう指示、8月24日にメール送信が断続的に行われていることが判明しWebサーバの管理業者がメール設定のパスワード変更し、メール送信が止まったことを確認。8月27日に外部からの不正アクセスにより迷惑メールを送信していたこと、情報流出は無いことの報告が委託先から同課にあった。
《ScanNetSecurity》

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