Rails においてレンダリング処理の不備に起因する遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

Rails においてレンダリング処理の不備に起因する遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

Web アプリケーションフレームワークである Rails に、遠隔から任意のコードを実行させることが可能となる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
◆概要
 Web アプリケーションフレームワークである Rails に、遠隔から任意のコードを実行させることが可能となる脆弱性が報告されています。攻撃者に脆弱性を悪用されてしまった場合は、Rails アプリケーションを実行している権限で悪意のあるコードを実行されてしまいます。ソフトウェアのアップデートにより対策してください。

◆分析者コメント
 当該脆弱性の悪用可否は、対象アプリケーションの実装に依存しますが、脆弱性が悪用されてしまった場合は、アプリケーションが稼働しているサーバに侵入されてしまいます。Rails により開発された Web アプリケーションを運用している場合は、Rails のアップデートにより速やかに対策してください。

◆影響を受けるソフトウェア
 以下のバージョンの Rails が、当該脆弱性の影響を受けると報告されています。

  + 5.x 系: 5.0.1 未満
  + 4.x 系: 4.2.11.3 未満


◆深刻度 (CVSS v3)
8.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2020-8163&vector=AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST

◆解説
 Web アプリケーションフレームワークである Rails に、値検証の不備により遠隔から任意のコードが実行可能となる脆弱性が報告されています。
《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

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