職員の個人情報流出、54歳主査懲戒免職(弘前市) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

職員の個人情報流出、54歳主査懲戒免職(弘前市)

青森県弘前市は5月31日、2019年12月に判明した弘前市職員の個人情報流出について、同市の職員に対し懲戒処分を行ったと発表した。

インシデント・事故
トップページ
  • トップページ
  • リリース(職員の処分について)
青森県弘前市は5月31日、2019年12月に判明した弘前市職員の個人情報流出について、同市の職員に対し懲戒処分を行ったと発表した。

これは弘前市が2019年12月16日に公表した、職員の個人情報流出について、総務部人事課主査(54歳)を職務上知り得た秘密の漏えい、公文書の不適正な取扱い、コンピュータの不適正使用を事由に5月31日付で懲戒免職の処分を行ったというもの。また、管理監督責任として当該職員及び関係職員の元上司に対し、口頭注意を行った。

被処分者:総務部人事課主査(54歳)
処分事由:職務上知り得た秘密の漏えい、公文書の不適正な取扱い、コンピュータの不適正使用
処分内容:懲戒免職

被処分者:教育委員会教育センター所長補佐、福祉部長兼福祉事務所長、都市整備部長、岩木総合支所長兼総務課長、教育委員会生涯学習課図書館・郷土文学館運営推進室長、農業委員会事務局長
処分事由:管理監督責任
処分内容:口頭注意

当該職員は2018年5月頃に、当時所属していた弘前市教育委員会生涯学習課図書館・郷土文学館運営推進室のパソコンから職員の個人情報データを入手し報告せずにそのまま所持し続け、2019年4月に農業委員会事務局へ異動の際も、図書館のパソコンから農業委員会事務局のパソコンにデータファイルを送信して保持、さらに農業委員会事務局のパソコンから自宅にデータファイルを送信し保持し、2019年12月12日に自宅のパソコンから東奥日報社の公式Webサイト「ウェブ東奥」のメールアドレスに送信し、職員の個人情報を流出させた。

当該職員は3月1日に、地方公務員法違反及び偽計業務妨害の容疑で逮捕されていた。

同市市長は「これまで、職員に対しましては、服務規律の確保について再三にわたり注意を喚起している中で、このような不祥事を起こしたことは、市政に対する市民の信用を大きく失墜させるものであり、市民の皆様には、多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。」と謝罪コメントを発表している。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

インシデント・事故 アクセスランキング

  1. ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

    ベルシステム24 のベトナム子会社に不正アクセス、コールセンター受託業務での顧客情報漏えいの可能性

  2. 富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

    富士通の複数の業務パソコンに高度な手法で攻撃を行うマルウェア、複製指示のコマンドを実行し拡大

  3. 東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

    東京海上日動火災保険 提携先の税理士法人にランサムウェア攻撃

  4. イセトーへのランサムウェア攻撃で伊予銀行の顧客情報が漏えい

  5. 東京ガスエンジニアリングソリューションズのネットワークに不正アクセス、約 416 万人分の個人情報が流出した可能性

  6. NTTPCのクラウド「WebARENA CLOUD9」5月8日から障害継続中(NTTPC)

  7. 厚生労働省 滋賀労働局の委託先でサポート詐欺被害、メールファイルが消去

  8. マイクロソフト、CrowdStrikeに起因する障害への支援について発表

  9. 急激な CPU 負荷増大で発覚 ~ 岩水開発のサーバがクリプトマイニング型のマルウェア XMRig に感染

  10. 損保ジャパンからの出向者が関与か ~ トータル保険サービス顧客の契約情報漏えい

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×