一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月1日、「Oracle WebLogic Server の脆弱性に関する注意喚起」を発表した。これはOracle社が顧客に対して「Security Notification (Doc ID 2664856.1)」を発行したことを受けたもの。Oracle社では、同社が2020年4月14日(現地時間)にリリースした「2020年4月のクリティカルアップデート」により修正した脆弱性について、複数の実証コードを確認しているとして、アップデートの適用を呼びかけている。特に、CVE-2020-2883の脆弱性は認証されていない攻撃者にネットワークへアクセスされる可能性があるため、注意を呼びかけている。対象となる製品およびバージョンは次の通り。・Oracle WebLogic Server 12.2.1.4.0・Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0・Oracle WebLogic Server 12.1.3.0.0・Oracle WebLogic Server 10.3.6.0.0なお、製品をアップデートした場合に、対象製品を利用する他のアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があるため、利用するアプリケーションへの影響を考慮した上で、更新を行うよう呼びかけている。
Microsoft Windows における SMB の圧縮機能の実装不備に起因するバッファーオーバーフローの脆弱性により任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.4.27 Mon 8:15