一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月14日、2020年1月1日から3月31日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCに寄せられたインシデント報告件数は6,510件で、前四半期(5,189件)から25%増加した。年間の報告件数では、2019年は20,147件で、2018年の16,398件から23%増加している。同四半期のインシデントの内訳は「フィッシングサイト」が69.7%、「スキャン」が12.9%となった。フィッシングサイトの報告件数は3,839件で、前四半期の3,700件から4%の微増となっている。前年度同期(1,753件)からは119%の増加である。内訳では、国内のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は894件で、前四半期の889件から1%増加。国外のブランドを装ったフィッシングサイトの件数は2,474件となり、前四半期の1,749件から41%の増加となった。活動概要では、「『ビジネスメール詐欺の実態調査報告書』を公開」「『マルウエア Emotet を検知するツール EmoCheck』を公開」「『Japan Security Analyst Conference 2020』を開催」「『制御システムセキュリティカンファレンス 2020』を開催」の4つをトピックに挙げている。
ManageEngine Desktop Central において FileStorage クラスにデシリアライズデータが注入可能な脆弱性(Scan Tech Report)2020.4.8 Wed 8:10