独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は4月3日、「Zoom の脆弱性対策について」と題する注意喚起を発表した。「Zoom」はビデオ会議アプリであり、新型コロナウイルスの感染防止対策としてのリモートワークの需要から、ユーザが急激に増加している。「Zoom」のWindowsクライアントのチャット機能に、UNC(Universal Naming Convention)パスの処理に関する脆弱性が確認されている。影響を受けるバージョンは「バージョン4.6.9 (19253.0401)より前の zoom Windowsクライアント」とされているが、他のバージョンでも脆弱性の影響を受ける可能性がある。この脆弱性は、悪意のあるユーザの用意したハイパーリンクをクリックすることで、認証情報を窃盗されたり任意の実行可能ファイルを起動されたりする可能性がある。IPAでは、ベンダから提供されている修正プログラムを適用するよう呼びかけている。