独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月31日、ヤマハ株式会社が提供する複数のネットワーク機器にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.9。慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 天野研究室の丹羽直也氏が報告を行った。ヤマハが提供する複数のネットワーク機器には、受信したパケットの処理に起因するDoSの脆弱性(CVE-2020-5548)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によってDoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけるとともに、ワークアラウンドを紹介している。