独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月31日、Versiantが提供する海上コンテナターミナルへの入出庫状況をリアルタイムに提供するためのWebアプリケーション「Versiant LYNX Customer Service Portal」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは3.9。「Versiant LYNX Customer Service Portal バージョン 3.5.2」には、XSSの脆弱性(CVE-2020-9055)が存在する。この脆弱性が悪用されると、製品にログインしているユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。