一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)の利用部会は2月27日、「IoTセキュリティチェックシート 第2.1版」およびPR部会 調査分析WGと連携して実施した、IoT機器利用におけるアンケート調査の結果を公開した。チェックシートは、一般企業がIoTを利用・導入する際に検討すべきことを網羅的にまとめたもの。第二版では、非常時の対応・復旧といった実践的な観点を加えたほか、国際的な整合性を向上。同時に発行した解説編で、IT側(情報セキュリティ)とOT側(組込みや制御系)の認識を見える化し、両者のコラボレーションが飛躍的に進むようにしている。今回の第2.1版では、チェック項目の検討主体(ITまたはOT)および、連携(ITとOT)が重要な項目の明記を追加した。IoT機器利用におけるアンケート調査では、家庭および職場でのIoT機器・サービスの利用状況や、IoTを利用しない理由、家庭で利用するIoT機器、IoTの情報セキュリティへの不安などを調査している。IoTの情報セキュリティへの不安では、家庭、職場ともに(不安が)「よくある」「ときどきある」の合計が7割近くを占めている。