複数のIoT機器に「Mirai」亜種の感染を狙うアクセスが増加(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

複数のIoT機器に「Mirai」亜種の感染を狙うアクセスが増加(警察庁)

警察庁は、「複数のIoT機器等の脆弱性を標的としたアクセスの増加等について」とする注意喚起を「@police」において公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
警察庁は1月30日、「複数のIoT機器等の脆弱性を標的としたアクセスの増加等について」とする注意喚起を「@police」において公開した。同庁のインターネット定点観測システムでは、さまざまなIoT機器の脆弱性を悪用し「Mozi.m」または「Mozi.a」という名称のファイルをダウンロードさせた後、その実行を試みるアクセスの増加を観測しているという。

これらのファイルは、IoT機器に感染する「Mirai」の亜種とみられる。警察庁では、このようなIoT機器等の既知の脆弱性を悪用し「Mirai」亜種の感染を狙った11種類のアクセスを確認しており、各アクセスの宛先ポート別推移および各アクセスの内容について紹介している。同庁ではユーザに対し、IoT機器のファームウェアを最新に保ち、必要な設定変更を行うこと、インターネットに接続する際にはルータを介すること、必要がない場合はルータのUPnP機能を無効にするなどの対策を挙げている。

同庁ではこのほか、「DVR/NVR/IPC機器のAPIの脆弱性を標的としたアクセスの増加」「Apache Solrを標的とした探索行為等のアクセスの増加」も合わせて発表している。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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