独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月29日、Apple社が提供する複数の製品に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これはApple社が各製品向けのアップデートを公開したことを受けたもの。影響を受けるシステムは次の通り。・macOS Catalina 10.15.3 より前のバージョン・macOS Mojave 10.14.6 (Security Update 2020-001 未適用)・macOS High Sierra 10.13.6 (Security Update 2020-001 未適用)・iOS 13.3.1 より前のバージョン・iPadOS 13.3.1 より前のバージョン・Safari 13.0.5 より前のバージョン・tvOS 13.3.1 より前のバージョン・iTunes 12.10.4 for Windows より前のバージョンこれらの脆弱性が悪用された場合に想定される影響は各脆弱性により異なるが、情報漏えい、情報の改ざん、任意のコード実行、サービス運用妨害(DoS)、権限昇格、認証回避、メモリ破損、アクセス制限不備、ヒープ領域破損といった影響を受ける可能性がある。JVNでは、Apple社が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Microsoft Windows の AppXSvc において設定ファイルの操作時のハードリンク検証不備により任意のファイルが上書き可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2020.1.21 Tue 8:15