独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月19日、Apache Software Foundationが提供する「Apache Tomcat」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これは、The Apache Software Foundationから脆弱性に対するアップデートが公開されたことを受けたもの。影響を受けるシステムは次の通り、・CVE-2019-12418 Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.28 まで Apache Tomcat 8.5.0 から 8.5.47 まで Apache Tomcat 7.0.0 から 7.0.97 まで・CVE-2019-17563 Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.29 まで Apache Tomcat 8.5.0 から 8.5.49 まで Apache Tomcat 7.0.0 から 7.0.98 までこれらのバージョンには、情報漏えい(CVE-2019-12418)およびセッション固定攻撃(CVE-2019-17563)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、Tomcat インスタンスを完全に制御される(CVE-2019-12418)あるいは、なりすましが行われることで、FORM認証されたユーザの権限で任意の操作を実行される(CVE-2019-17563)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。最新版は「Apache Tomcat 9.0.30」「Apache Tomcat 8.5.50」「Apache Tomcat 7.0.99」となっている。
Microsoft Windows の iphlpsvc.dll におけるファイル作成処理の不備に起因する任意のファイルが上書き可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2019.12.10 Tue 8:15