ウェブルート株式会社は12月4日、変化し続けるセキュリティ業界の最新状況を探った「ウェブルート脅威レポート2019 中間アップデート」を発表した。同レポートは、同社の機械学習ベースの脅威分析アーキテクチャである「Webroot プラットフォーム」で使用しているデータと、同社の脅威調査チームからの傾向、洞察および予測を紹介するもの。フィッシングは急増しており、2019年1~7月に発見されたURLは400%増加した。フィッシングで偽装された業界は、「SaaS / Webメールのプロバイダ」が29%を占め、「金融機関」(19%)、「ソーシャルメディア」(16%)、「小売」(14%)と続いた。50件に1件が悪意あるURLで、フィッシングサイトの3分の1近くがHTTPSを使用していた。HTTPSを使用していたフィッシングサイトの割合は、「教育」(77%)、「暗号通貨」(48%)、「ストリーミング」(48%)、「金融機関」(45%)が上位を占めた。また同期間は、Windows 7の脆弱性(ホストのIP数)が1月以降に75%上昇したことが明らかになった。Windowsシステムに潜むマルウェアの場所は、「%temp%」(41%)、「%appdata%」(24%)、「%cache%」(11%)が多かった。感染したPCの64%が家庭ユーザ、36%が企業のデバイスであった。
双葉電子工業のフィリピン子会社が Emotet 感染 ほか ~ 2019 年 11 月のふりかえり [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2019.12.3 Tue 8:15