Linux Kernel において ptrace_link 関数でのプロセスの認証情報処理の不備により管理者権限が奪取可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2019.11.21(木)

Linux Kernel において ptrace_link 関数でのプロセスの認証情報処理の不備により管理者権限が奪取可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

2019 年 7 月に、Linux Kernel に管理者権限の奪取が可能となる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
◆概要

2019 年 7 月に、Linux Kernel に管理者権限の奪取が可能となる脆弱性が報告されています。対象ホストへの侵入に成功した攻撃者に、当該脆弱性を悪用されてしまった場合は、対象ホストの全権限を奪取されてしまいます。アップデートによって対策してください。

◆分析者コメント

当該脆弱性は、システムコールの実行に伴う権限処理の不備に起因するものであり、Linux のディストリビューションにおけるメモリ配置の差異には依存しないため、エクスプロイトコードの影響範囲が大きい脆弱性です。多層防御の観点から、攻撃者からの侵入に備えて、Kernel のアップデートにより対策しましょう。

◆深刻度(CVSS)

[CVSS v3.0]
7.8
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2019-13272&vector=AV:L/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.0

[CVSS v2]
7.2
https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v2-calculator?name=CVE-2019-13272&vector=(AV:L/AC:L/Au:N/C:C/I:C/A:C)

◆影響を受けるソフトウェア

Linux Kernel のバージョン 5.1.17 未満が当該脆弱性の影響を受けると報告されています。ただし、Linux のディストリビューションによって対応状況が異なるため、利用している Linux のディストリビューションの公式情報を確認してください。

◆解説

Linux Kernel に、権限処理の不備に起因する、権限昇格の脆弱性が報告されています。
《株式会社ラック サイバー・グリッド研究所》

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