独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月31日、Apple社が提供する複数の製品に脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。これはApple社が各製品向けのアップデートを公開したことを受けたもの。影響を受けるシステムは次の通り。・iOS 13.2 より前のバージョン・iPadOS 13.2 より前のバージョン・macOS Catalina 10.15.1 より前のバージョン・macOS Mojave 10.14.6 (Security Update 2019-001 未適用)・macOS High Sierra 10.13.6 (Security Update 2019-006 未適用)・tvOS 13.2 より前のバージョン・watchOS 6.1 より前のバージョン・Safari 13.0.3 より前のバージョン・iTunes 12.10.2 for Windows より前のバージョン・iCloud for Windows 11.0 より前のバージョン・iCloud for Windows 7.15 より前のバージョンこれらの脆弱性が悪用された場合に想定される影響は各脆弱性により異なるが、情報漏えい、ユーザなりすまし、任意のコード実行、UIスプーフィング、アクセス制限不備、サービス運用妨害(DoS)、権限昇格、メモリ破損、認証回避といった影響を受ける可能性がある。JVNでは、Apple社が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。