BBソフトサービス株式会社(BBSS)は10月31日、「インターネット詐欺リポート(2019年9月度)」を発表した。本レポートは、同社の「詐欺ウォール / Internet SagiWall」で検知・収集した危険性の高い詐欺サイトの分析結果を報告するもの。これによると、不在通知を装ったSMS経由でのフィッシング詐欺サイト数が、8月に212件だったものが、9月には371件と前月の1.75倍まで増加している。また、詐欺ウォールで検知した同様のフィッシング詐欺サイト数も、8月と比較し9月は1.24倍に増加しており、多くの人がフィッシング詐欺サイトへ誘導されている。主な手口は、不在通知を装ったSMSからフィッシングサイトに誘導され、Android端末からアクセスした場合は、不正アプリをダウンロードするように案内、iOS端末からアクセスした場合はApple IDを詐取される。BBSSではスミッシング詐欺被害防止のためのチェックポイントとして、「情報元不明のアプリのインストールは許可しない」「メールやSMSで案内されたURLが正規URLかを確認する」「SSL通信が提供されているかどうかをチェックする」を挙げている。