独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーデネーションセンター(JPCERT/CC)は10月28日、株式会社リコーが提供する「図書館情報管理システム LIMEDIO」にオープンリダイレクトの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.7。株式会社インターネットイニシアティブ 九州支社 技術部 サイバーセキュリティサービス課の今井健氏が報告を行った。「図書館情報管理システム LIMEDIO すべてのバージョン」には、オープンリダイレクトの脆弱性(CVE-2019-6021)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたURLにアクセスすることで、任意のWebサイトにリダイレクトされる可能性がある。結果として、フィッシングなどの被害に遭う可能性がある。JVNでは、初期設定では無効になっている遷移先制限機能を有効にすることで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。
PHP においてガベージコレクタにおける Use-After-Free の脆弱性により制限を回避して任意の PHP 関数が実行可能となる問題(Scan Tech Report)2019.10.23 Wed 8:15