独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーデネーションセンター(JPCERT/CC)は9月10日、アルファサード株式会社が提供する「PowerCMS」にオープンリダイレクトの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.7。EGセキュアソリューションズ株式会社の細野英朋氏が報告を行った。影響を受けるバージョンは次の通り。「PowerCMS 5.12 およびそれ以前(PowerCMS 5.x系)」「PowerCMS 4.42 およびそれ以前(PowerCMS 4.x系)」「PowerCMS 3.293 およびそれ以前(PowerCMS 3.x系)」これらのバージョンには、オープンリダイレクトの脆弱性(CVE-2019-6020)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたURLにアクセスすることで、任意のWebサイトにリダイレクトされる可能性がある。結果として、フィッシングなどの被害に遭う可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。
PHP においてガベージコレクタにおける Use-After-Free の脆弱性により制限を回避して任意の PHP 関数が実行可能となる問題(Scan Tech Report)2019.10.23 Wed 8:15