一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月16日、「Adobe Reader および Acrobat の脆弱性(APSB19-49)に関する注意喚起」を発表した。独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)も、「Adobe Acrobat および Reader の脆弱性対策について(APSB19-49)(CVE-2019-8171等)」を発表している。これはアドビ社がセキュリティアップデートを公開したことを受けたもの。対象となるのは次の通り。Adobe Acrobat Reader DC Continuous(2019.012.20040)およびそれ以前(Windows、macOS)Adobe Acrobat Reader 2017 Classic 2017(2017.011.30148)およびそれ以前(Windows)Adobe Acrobat Reader 2015 Classic 2015(2015.006.30503)およびそれ以前(Windows)Adobe Acrobat DC Continuous(2019.012.20040)およびそれ以前(Windows、macOS)Adobe Acrobat 2017 Classic 2017(2017.011.30148)およびそれ以前(Windows)Adobe Acrobat 2015 Classic 2015(2015.006.30503)およびそれ以前(Windows)該当バージョンのAdobe ReaderおよびAcrobatには複数の脆弱性が存在し、これらの脆弱性を悪用したコンテンツをユーザが開いた場合、実行ユーザの権限で任意のコードが実行されたり、情報が窃取されたりする可能性がある。アドビは脆弱性のプライオリティを「2」としており、JPCERT/CCとIPAは、修正プログラムを至急適用するよう呼びかけている。
米国防総省がサプライチェーン保護のセキュリティ認証公開 ほか ~ 2019 年 9 月のふりかえり [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2019.10.3 Thu 8:15