独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月1日、FON Wireless Limitedが提供するルータ「FONルータ」に、オープンリゾルバとして機能してしまう脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは5.8。アルテリア・ネットワークス株式会社の岡崎英喜氏が報告を行った。オープンリゾルバとは、不特定の相手からの再帰的なDNS問い合わせに対して、名前解決を行って応答してしまうデバイスのことを指す。この脆弱性(CVE-2019-6015)によって、ユーザが気付かないうちに、当該製品がDNSリフレクター攻撃に悪用され、他組織へのDDoS攻撃に加担してしまう可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアアップデートを適用するよう呼びかけている。
Microsoft Windows において AppXSvc でのジャンクションの取り扱い不備により任意のファイルの権限が変更可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2019.9.27 Fri 8:15