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2019.08.23(金)

ASEAN のサイバーセキュリティ連携を主導するシンガポールの人材育成計画とは

ますます複雑化、進化し、国境を優に超えて襲ってくるサイバー脅威に対し、我々は官民や地域および国の枠を越えて連携を強化し、人材の育成含めて多角的な観点から施策を講ずる必要がある――。

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 ますます複雑化、進化し、国境を優に超えて襲ってくるサイバー脅威に対し、我々は官民や地域および国の枠を越えて連携を強化し、人材の育成含めて多角的な観点から施策を講ずる必要がある――。 7 月 16 ~ 18 日にシンガポールで開催された第 7 回「RSA Conference 2019 Asia Pacific & Japan」(以下、RSAC AP&J)で、シンガポール内務省および保健省の財務次官、 Amrin Amin (アムリン・アミン)氏は、基調講演の会場にそう呼びかけた。同国内務省は RSA Conference AP&J を第 1 回目より後援している。

●国や地域を越えた協力・連携の旗振り役を担うシンガポール

 シンガポールは以前より ASEAN のサイバーセキュリティ対策強化に尽力、協議の場を積極的に提供してきた。 2013 年から始まった「 ASEAN Senior Officials Roundtable on Cybercrime 」では、サイバー犯罪対策に向けた情報共有やスキル開発などでの連携強化をテーマに議論。 2015 年からは中国、日本、韓国がメンバーに加わり、協力体制のさらなる強化を推進している。

 また、シンガポールに開所した国際刑事警察機構(インターポール)のサイバー犯罪捜査支援および研究機関「 INTERPOL Global Complex for Innovation 」とも密に連携。カンファレンス「 INTERPOL World 」を共同開催するほか、 2018 年から開始されたインターポールおよびASEAN加盟国のイニシアティブ「 ASEAN Cyber Capability Desk 」では、加盟国のサイバー犯罪情報の集約および対策につながるリソースとしての情報共有、サイバー犯罪捜査の支援および教育などを実施している。 2018 年 9 月に、タイ・バンコクに開所した「日 ASEAN サイバーセキュリティ能力構築センター」についても、インターポールと協力して ASEAN サイバー能力プログラムを開発。今年 9 月に第 2 期を迎え、「サイバー脅威はすでに一国で対処できるようなレベルではなくなっている。地域や国際間での連携は必須となった今、こうした取り組みは各国にとって非常に意義のあるものであり、大きな実りをもたらす」と Amin 氏は述べる。

●サイバー捜査にフォーカスした人材育成に注力

 こうした連携の中で同国が注力しているのが、人材育成だ。
《谷崎 朋子》

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