独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月16日、サイボウズ株式会社が提供するグループウェア「サイボウズ Garoon」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは4.7。Masato Kinugawa氏(CVE-2019-5975)、西谷完太氏(CVE-2019-5976およびCVE-2019-5978)、閏間修一氏(CVE-2019-5977)が、それぞれ報告を行った。報告された脆弱性は次の通り。・サイボウズ Garoon 4.6.0 から 4.10.2 までアプリケーション「ポータル」における DOM ベースのクロスサイトスクリプティング(CVE-2019-5975)・サイボウズ Garoon 4.0.0 から 4.10.2 までサービス運用妨害(DoS)(CVE-2019-5976)アプリケーション「メール」におけるメールヘッダインジェクション(CVE-2019-5977)アプリケーション「スケジュール」におけるオープンリダイレクト(CVE-2019-5978)これらの脆弱性により、細工されたURLにアクセスすることで、任意のWebサイトにリダイレクトされるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
ランサムウェアサービス提供者「Gandcrab」引退ほか ~ 2019 年 6 月のふりかえり [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2019.7.3 Wed 8:15