独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月24日、2種類のWordPress用プラグインにクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.3。東京電機大学 情報通信工学科 暗号方式・暗号プロトコル研究室の中村大氏(Custom CSS Pro)および清水大介氏(HTML5 Maps)が報告を行った。WaspThemesが提供する「Custom CSS Pro 1.0.3 およびそれ以前」(CVE-2019-5984)、Fla-shop.comが提供する「HTML5 Maps 1.6.5.6 およびそれ以前」(CVE-2019-5983)の2種類のWordPress用プラグインには、CSRFの脆弱性が存在する。この脆弱性により、当該製品にログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。