一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月19日、「Firefox の脆弱性 (CVE-2019-11707) に関する注意喚起」を発表した。これはMozilla社が脆弱性に関する情報を公開したことを受けたもの。Mozillaによると、この脆弱性を悪用した攻撃をすでに確認しているという。対象となるバージョンは次の通り。・Firefox 67.0.3 より前のバージョン・Firefox ESR 60.7.1 より前のバージョンこれらのバージョンのFirefoxには、Array.popが原因でJavaScriptのコードを処理する際に、クラッシュを引き起こすなどの可能性のある脆弱性(CVE-2019-11707)が存在する。Firefoxでは脆弱性を修正したパッチを公開しており、JPCERT/CCでは十分なテストを実施の上で修正済みのパッチの適用を検討するよう呼びかけている。