独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月21日、ソニー株式会社が提供する「VAIO Update」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは7.8。Device Security氏が報告を行った。影響を受けるシステムは次の通り、・VAIO Update 7.3.0.03150 およびそれ以前このバージョンには、不適切な認可処理(CVE-2019-5981)、およびダウンロードファイルの検証不備(CVE-2019-5982)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、任意の実行ファイルを管理者権限で実行される(CVE-2019-5981)あるいは中間者(man-in-the-middle)攻撃によって、不正なファイルをダウンロードさせられたり、不正なプログラムを実行させられたりする(CVE-2019-5982)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。