独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月7日、サイトブリッジ株式会社が提供する、Webブラウザで動作するメーラー「Joruri Mail」に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは5.4。三井物産セキュアディレクション株式会社の米山俊嗣氏が報告を行った。「Joruri Mail 2.1.4 およびそれ以前」には、オープンリダイレクト(CVE-2019-5965)、セッション管理不備(CVE-2019-5966)の脆弱性が存在する。これらの脆弱性が悪用されると、フィッシングの被害に遭ったり(CVE-2019-5965)、情報の漏えいや改ざんを行われる(CVE-2019-5966)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。