A10ネットワークス株式会社(A10)は6月4日、DDoS対策専用アプライアンスのハイエンドモデル「A10 Thunder 14045 TPS」の攻撃防御性能を、機器単体で500Gpsに拡張すると発表した。同製品は、通信事業者やクラウド事業者、オンラインゲーム事業者などのサービス事業者を対象としたもので、M2M通信プロコトル「CoAP」ベースのIoTデバイスを利用したDDoS攻撃など、ボリューム、回数ともに増大するDDoS攻撃に対応する。レイヤ3からレイヤ7のDDoS防御、拡張性、機械学習を利用したコネクテッドインテリジェンスシステムを構成し、攻撃対象となったネットワークの全範囲におけるマルチベクトルのDDoS防御を提供する。自動防御を可能にするほか、機器単体での攻撃防御性能を最大500Gpsに拡張、DDoS攻撃の検知と緩和だけでなく、コスト削減やインフラストラクチャの簡素化、信頼性の向上を実現するとしている。