Tenable Network Security Japan K.K.(テナブル)は5月27日、米Tenable Network Security社が結成したデータサイエンスチーム「Tenable Research」が、ビジネスチャットサービス「Slack」のWindows用デスクトップアプリケーションの脆弱性を発見したと発表した。攻撃者は、巧妙に作ったハイパーリンクをSlackのメッセージを通して送信することで、ドキュメントのダウンロード先を攻撃者の所有するサーバへと変更することができる。この脆弱性は、Slackのバージョン3.3.7において発見されたもの。攻撃者にこの脆弱性を悪用されると、ユーザがSlack内でドキュメントをダウンロードした際に、ファイルの格納先を変更することで、情報を不正に入手・改ざんされる可能性がある。Slackは、この脆弱性に対応したバージョン3.4.0をリリースしており、ユーザに対して最新バージョンに更新されているかを至急確認するよう呼びかけている。