エフセキュア株式会社は5月14日、「IEC-62443-4-1」および「IEC-62443-4-2」の2つの認証を取得したと発表した。いずれも、産業用制御(ICS)および自動化システムで使用される開発ライフサイクルおよび製品に対するサイバーセキュリティ要件を定義するもので、同社の産業用制御システム向けの安全なコンポーネントの開発における専門知識が認められたとしている。今回の認証は、同社のハードウェアセキュリティ部門の責任者であるAndrea Barisani氏が率いるチームが新たに開発した、独自のデータロギングソリューションに対して与えられた。このソリューションは、船舶、航空機または車両からデータを収集し、データ管理施設に安全に保管するもの。データダイオードの概念を活用することで、攻撃者がセーフティクリティカルシステムを乗っ取るために伝送バスに侵入する攻撃を防御することができるとしている。