NTTデータ先端技術株式会社は5月9日、「Oracle WebLogic Serverに含まれるリモートコード実行に関する脆弱性(CVE-2019-2725)に関する検証レポート」を公開した。この脆弱性は、4月26日にOracle社により公表されたもの。同社の野本竹春氏、松本拓也氏、鈴木涼太氏が報告している。本脆弱性は、KnownSec 404セキュリティチームにより、Oracle WebLogic Serverにデフォルトで実装されているwls9_asyncおよびwls-wsatコンポーネントにおいて、ユーザ認証を必要とせずリモートから任意のコード実行が可能となる脆弱性(CVE-2019-2725/CNVD-C-2019-48814)が存在することが報告されたもの。Oracleは本脆弱性について、CVSSv3スコアで9.8と評価している。この脆弱性の再現性について検証を行った。検証は、CentOS 7.3 64bitおよびUbuntu 18.04.2 64bit上のOracle WebLogic Server 11g 10.3.6.0 JDK 8u211 build 1.8.0_211-b12、およびOracle WebLogic Server 12c 12.1.3.0 JDK 8u211 build 1.8.0_211-b12をターゲットシステムとして実施した。Oracle WebLogic Serverの管理コンソール用に使用するポート(TCP 7001番)に対して不正なHTTP POST リクエストを送信し、任意のOSコマンド実行を試みた。検証の結果、OSコマンドの実行に成功した。
WordPress のプラグイン Social Warfare において遠隔のファイルを読み込み任意のコードを実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)2019.5.9 Thu 8:10