独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月19日、パーソルキャリア株式会社が提供するiOSアプリ「an」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.7。三井物産セキュアディレクション株式会社の望月岳氏が報告を行った。iOSアプリ「an バージョン 3.2.0 およびそれ以前」には、当該製品で使用されている古いバージョンのcordova-plugin-ionic-webviewに存在する脆弱性(CVE-2018-16202)に起因するディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2019-5927)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって、iOSデバイス内のファイルやアプリケーションに関連するファイルが取得され、ファイル内の情報(アプリケーションの設定やコード、アプリケーションが保存した情報等)が漏えいする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Nagios XI において RSS 機能の実装不備と sudo 権限の設定不備を悪用して遠隔から管理者権限で任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2019.3.11 Mon 8:10