独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月15日、紀永プロジェクトが提供する「簡易CMS紀永」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「JapanVulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.1。製品利用者への周知を目的に、開発者が報告を行った。「KinagaCMS 6.5 より前のバージョン」には、当該製品で使用されている古いバージョンの Bootstrap に存在する複数の脆弱性(CVE-2018-14040、CVE-2018-14041、CVE-2019-8331)を原因とする、複数のXSSの脆弱性(CVE-2019-5926)が存在する。この脆弱性が悪用されると、システム上の情報を取得されたり、改ざんされたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Nagios XI において RSS 機能の実装不備と sudo 権限の設定不備を悪用して遠隔から管理者権限で任意のコードが実行可能となる脆弱性(Scan Tech Report)2019.3.11 Mon 8:10