一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月4日、「Adobe ColdFusionの脆弱性(APSB19-14)に関する注意喚起」を発表した。これは、開発元であるアドビシステムズ株式会社(アドビ)からセキュリティアップデートが公開されたことを受けたもの。「Adobe ColdFusion」は、ソフトウェアの開発に使われるアプリケーションフレームワーク。次のバージョンには、攻撃者がファイルアップロードの制限を回避してWebから閲覧可能なディレクトリにファイルをアップロードすることができる脆弱性(CVE-2019-7816)が存在する。結果として、攻撃者がColdFusion の実行ユーザの権限において任意のコードを実行する可能性がある。対象となるバージョンは次の通り。・Adobe ColdFusion 2018 Update 2 およびそれ以前・Adobe ColdFusion 2016 Update 9 およびそれ以前・Adobe ColdFusion 11 Update 17 およびそれ以前アドビによると、すでに本脆弱性を悪用した攻撃の報告を受けている。また、アドビから脆弱性を修正した最新バージョンが提供されているので、早急なアップデートを呼びかけている。