そこで第二版では、重要インフラ向けの国際的なセキュリティフレームワークとしてNational Institute of Standards and Technology(NIST)のCybersecurity Framework(CSF)を参照した。これにより、平常時における対策だけでなく、非常時の対応・復旧といった実践的な観点が加わり、国際的な整合性が向上させた。具体的には、第一版が「方針」「分析」「設計」「構築・接続」「運用・保守」「一般利用者のためのルール」という構成だったのが、第二版では「識別」「防御」「検知」「対応」「復旧」の構成となり、解説編が加わった。