チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(チェック・ポイント)は2月19日、2019年1月の「Global Threat Index(世界の脅威指標)」を発表した。レポートによると、Linuxサーバに感染し、マイニング・ツールのXMRigを拡散する新たなトロイの木馬「SpeakUp」が出現している。このマルウェアは、感染マシンに任意のペイロードをダウンロードして実行する機能を備えている。1月のマルウェア・ファミリーの上位3種は、世界中の組織の12%に影響を与えた「Coinhive」、8%の組織に影響を与えた「XMRig」、6%の組織に影響を与えた「Cryptoloot」であった。上位10種のうち、1位から4位までをマイニング・ツールが占め、半数のマルウェアが感染マシンに別のマルウェアをダウンロードする機能を備えていた。1月の脆弱性の上位3種は、Microsoft IIS WebDAVサービスのScStoragePathFromUrl関数のバッファ・オーバーフロー(CVE-2017-7269)、Webサーバ上のGitリポジトリにおける情報漏えいの脆弱性、OpenSSL TLS DTLS Heartbeatにおける情報漏えいの脆弱性(CVE-2014-0160、CVE-2014-0346)となった。