Dockerコンテナなどに使用される「runc」にコマンド実行の脆弱性(JPCERT/CC) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2019.03.27(水)

Dockerコンテナなどに使用される「runc」にコマンド実行の脆弱性(JPCERT/CC)

JPCERT/CCは、「runc の権限昇格の脆弱性(CVE-2019-5736)に関する注意喚起」を発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月14日、「runc の権限昇格の脆弱性(CVE-2019-5736)に関する注意喚起」を発表した。これは2月12日(現地時間)にDockerコンテナ等で使用する「runc」に関する脆弱性が公開されたことを受けたもの。

対象となるバージョンは次の通り。

・runc 1.0-rc6 およびそれ以前

また、各ディストリビューションにおける本脆弱性の影響を受けるバージョンは次の通り。

・Ubuntu : runc 1.0.0~rc4+dfsg1-6ubuntu0.18.10.1 より前のバージョン
・Debian : runc 0.1.1+dfsg1-2 より前のバージョン
・RedHat Enterprise Linux : docker 1.13.1-91.git07f3374.el7 より前のバージョン
・Amazon Linux : docker 18.06.1ce-7.25.amzn1.x86_64 より前のバージョン
・Docker : docker 18.09.2 より前のバージョン

なお、上記以外のruncを使用するコンテナサービスも該当する可能性がある。

本脆弱性を悪用して細工したコンテナをユーザが実行した場合、ホスト上のruncバイナリが意図せず上書きされる。結果として、コンテナが起動しているホスト上で、root権限でコマンドが実行される恐れがある。JPCERT/CCでは、本脆弱性に関する実証コードが公開されていることを確認したため、注意喚起として改めて発行した。また対策として、各ディストリビュータの情報を参考に対策済みのバージョンに更新するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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