独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月24日、株式会社HOUSE GATEが提供するiOSアプリ「HOUSE GATE」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.7。三井物産セキュアディレクション株式会社の望月岳氏が報告を行った。iOSアプリ「HOUSE GATE 1.7.8 およびそれ以前」には、当該製品で使用されている古いバージョンのcordova-plugin-ionic-webviewに存在する脆弱性(CVE-2018-16202)に起因するディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2019-5910)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって、iOSデバイス内のファイルやアプリケーションに関連するファイルが取得され、ファイル内の情報(アプリケーションの設定やコード、アプリケーションが保存した情報等)が漏えいする可能性がある。JVNでは、App Storeから最新版へアップデートするよう呼びかけている。
Adobe Flash Player において Use-After-Free の脆弱性により遠隔から任意のコードが実行されてしまう脆弱性(Scan Tech Report)2019.1.10 Thu 8:30