独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月14日、Pixar Animation Studiosが提供するネットワークレンダリングソフトウェア「Tractor」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.6。「Tractor version 2.2 およびそれ以前」には、各ノードに付与するコメント情報の扱いの不備が原因で、格納型のXSSの脆弱性(CVE-2018-5411)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。