独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月6日、セイコーエプソン株式会社が提供する複数のプリンタおよびスキャナ製品に、複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の米山俊嗣氏が報告を行った。セイコーエプソン製の複数のプリンタおよびスキャナには、オープンリダイレクトの脆弱性(CVE-2018-0688)およびHTTPヘッダインジェクションの脆弱性(CVE-2018-0689)が存在する。想定される影響は脆弱性により異なるが、当該製品のWebインタフェースを通じて、任意のWebサイトにリダイレクトされるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。