独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月14日、サイボウズ株式会社が提供する複数の製品にディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは8.6。東内裕二氏が報告を行った。影響を受けるシステムは次の通り。サイボウズ デヂエ 8.0.2 から 8.1.2 まで(CVE-2018-0705)サイボウズ Office 10.0.0 から 10.8.1 まで(CVE-2018-0703、CVE-2018-0704)サイボウズ メールワイズ 5.0.0 から 5.4.5 まで(CVE-2018-0702)これらの製品には、HTTP リクエストのパラメータ処理などが原因でディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの第三者によって、サーバ上の任意のファイルを削除される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。
VLC Media Player において mkv ファイルのパース処理におけるメモリ操作の不備に起因する Use-After-Free の脆弱性(Scan Tech Report)2018.10.23 Tue 8:30