デジサート・ジャパン合同会社は10月16日、シマンテック発行のTLS証明書を無償で自社製に置き換え、当初購入したライセンスの期限終了まで信頼性を担保できるよう続けている支援について発表した。これは、2016年6月1日以前にシマンテックが発行した証明書について、Googleが「Chrome 70」でその信頼を停止、証明書を無効にしたことへの米デジサート・インクによる対応措置。米デジサート・インクは、2017年10月31日にシマンテックのWebサイトセキュリティ事業と、そのPKIソリューションを買収して以降、顧客やパートナーのシマンテック発行証明書が失効することによる影響を最小限に抑えられるよう、時間と人材を投入してきたという。幅広い顧客への働きかけに加え、シマンテック証明書発行システムの切り替え、認証業務やサポート業務担当者の採用と研修を行ったほか、一括発行処理用ツールを構築した。デジサート・ジャパン合同会社のジャパンカントリーマネージャーである平岩義正氏は、「Alexaが発表しているアクセス上位100万の公開Webサイトにおいて、日本市場ではGoogle Chrome 70の警告対象となる証明書のうち、91.6%が対応済みであることを確認した。引き続き継続してご案内を続けるとともに、ブラウザベンダの警告に関するお問合せ、サポート窓口を常時開設していく」としている。