威力を増すマイニングマルウェア4割以上が被害、前下期2倍(チェック・ポイント) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

威力を増すマイニングマルウェア4割以上が被害、前下期2倍(チェック・ポイント)

チェック・ポイントは、「サイバー攻撃トレンド2018年上半期レポート」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ株式会社(チェック・ポイント)は9月25日、「サイバー攻撃トレンド2018年上半期レポート」を発表した。サイバー犯罪者がマイニングマルウェアを使った攻撃を積極的に仕掛けている一方で、クラウド・インフラストラクチャが標的となる攻撃も増加しており、不正な収益源の開拓を行っている傾向がわかるとしている。

レポートでは、2017年下半期の主なマルウェア・トレンドとして「マイニングマルウェアが進化」「攻撃者がクラウドに進出」「マルチプラットフォーム対応の攻撃が増加」「モバイルマルウェアがサプライチェーン経由で拡散」を挙げている。2018年の上半期にマイニング・マルウェアの被害を受けた組織は全体の42%で、2017年下半期の20.5%から倍増している。

2018年上半期に悪用されたマルウェアの上位3種は、「Coinhive(30%)」「Cryptoloot(23%)」「JSEcoin(17%)」と、すべてマイニングマルウェアが占めた。ランサムウェアでは「Locky(40%)」と「WannaCry(35%)」がほとんどを占め、モバイルマルウェアは「Triada(51%)」が大半を占めた。バンキングマルウェアは「Ramnit(29%)」「Dorkbot(22%)」「Zeus(14%)」がトップ3となっている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×