独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月10日、サイボウズ株式会社が提供するグループウェア「サイボウズ Garoon」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは6.4。製品利用者への周知を目的に開発者が報告した。「サイボウズ Garoon 3.5.0 から 4.6.3 まで」には、セッション情報の処理に起因するディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2018-0673)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にログインしたユーザによって、当該製品にログイン可能なユーザによって、サーバ上の任意のファイルを取得されたり改ざんされたりする可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するよう呼びかけている。