株式会社日立システムズとグループ会社の株式会社セキュアブレインは8月29日、最新型ウイルスへの対策として、株式会社シマンテックのエージェントレス型ウイルス対策製品「Symantec EDR Cloud」とセキュリティアナリストによる監視を組み合わせたサービスを、10月1日から提供開始すると発表した。主に社内に専門のIT技術者がいない企業やセキュリティ対策の導入・管理に手間をかけられない企業などを対象としたサービスとなる。Symantec EDR Cloudは、PCの情報を定期的に収集し、人工知能や機械学習を活用した分析により不正に侵入したウイルスの挙動を検知し、侵入経路や影響範囲の特定を支援するもの。また、分析された情報をセキュリティアナリストが監視し、問題があれば通知するサービスを合わせて提供する。さらに、日立システムズが従来から提供している「SHIELD セキュリティ統合監視サービス」と組み合わせることで、発生した問題の詳細分析、復旧およびITシステム全体に対するセキュリティインシデントの解決も支援することが可能となる。ライセンス費用と監視サービス費用を含むモデル価格は、500台導入で1台あたり年額7,500円、1,000台導入で1台あたり年額6,000円(最低500ライセンス)。両社は今後、幅広い業種・規模の企業・団体向けに同サービスおよびセキュリティソリューション「SHIELD」を積極的に展開し、ネットワーク・セキュリティ関連事業で、2020年度年間売上600億円を目指すとしている。