「日本はプライムターゲット」Cybereason CISO 独占インタビュー 2ページ目 | ScanNetSecurity
2020.06.05(金)

「日本はプライムターゲット」Cybereason CISO 独占インタビュー

Black Hat USA 2018 BusinessHall の Cybereason社ブースに立ち寄り、同社 CISO の Israel Barak氏に話を聞くことができた。

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現在日本には、非常に大きなセキュリティオペレーションセンター(SOC)があります。多数の日本企業を含む、アジア太平洋地域の企業に対してマネージドセキュリティサービス、SOC機能を提供しています。日本のセンターには"ウィザード級"のセキュリティアナリストが常駐していて、私は彼らと会ったり、いっしょに仕事をすることが、いつも貴重な体験となっています。

ある脅威分析で、アジア太平洋地域で活動する攻撃者グループが、日本の企業を狙っていることを発見しました。アナリストチームは、その一部が中国および北朝鮮からの攻撃であることを、ほぼ確認しています。日本は彼らのプライムターゲットのひとつになっているといっていいでしょう。すぐに対処が行われました。

――日本のセキュリティ市場は成熟しており、先進的でありながら特殊性もあると思います。ソフトバンクとの提携はどのような意味がありますか。

すでに日本に進出しているセキュリティ企業は多く、実績と歴史あるベンダーも少なくありません。Cybereasonのようなスタートアップが成功するには難しい面もありますが、まず日本にサービスを提供していくために拠点が必要と考え、東京にオフィスを構えました。
日本向けのUI、日本向けのドキュメント、日本のユーザを満足させるサポート体制、つまり特別なプロダクトエンジニアリングが必要になるからです。

この戦略は思いがけない実を結びました。いまでこそ、ソフトバンクはCybereasonの最大の投資家ですが、おもしろいことに最初の関係はベンダーと顧客というものでした。日本への進出を始めてすぐにソフトバンクが我々の技術を採用してくれたのです。

ソフトバンクは最初から出資を考えていたわけではありません。彼らが直面するセキュリティの課題に対する解決策を探しているときに、Cybereasonのテクノロジーと出会い、AIを利用した我々の技術を高く評価したソフトバンクは、最大のユーザー企業でありながら、日本での代理店でもあり出資者にもなったのです。現在、この関係はさらに進み、両者は包括的な戦略とビジョンを強力に共有するパートナーと呼べる関係にあります。今後もいっそう協調と連携を深めていけることでしょう。

――まず最初にユーザーとして製品に惚れ込んだ企業が、やがて出資者となってバックアップをするようなケースは、めったにない幸福な例だと思います。日本市場だけでなく世界での今後の展開が楽しみです。本日はお忙しいところありがとうございました。
《中尾 真二( Shinji Nakao )》

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