産業制御システム向けの独自リスク評価フレームワークLAC-ICSSS(ラック) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

産業制御システム向けの独自リスク評価フレームワークLAC-ICSSS(ラック)

ラックは、工場におけるネットワーク化された制御系システムを対象に、サイバーセキュリティリスクを総合評価する「産業制御システム向けリスクアセスメントサービス」を提供開始した。

製品・サービス・業界動向
産業制御システム向けアセスメントのサービスイメージ
  • 産業制御システム向けアセスメントのサービスイメージ
  • サービスの対象エリア
株式会社ラックは8月24日、工場におけるネットワーク化された制御系システムを対象に、サイバーセキュリティリスクを総合評価する「産業制御システム向けリスクアセスメントサービス」を同日より提供開始したと発表した。これは、これまで「インターネットに接続していないから安全」とされていた産業制御システムが、IoTやIIoT化により「完全閉鎖ネットワーク」ではなくなっている状況を受けたもの。

同サービスは、米国の標準であるNIST Cyber Security Framework、国際標準 IEC62443等の考え方を踏襲しつつ、日本の製造現場向けに同社が制定した独自フレームワーク「LAC-ICSSS(Industrial Control System Security Standard)」を用いて実施する。産業制御システムに存在するクリティカルポイントのセキュリティ状況を把握し、リスク評価を行い対策を提示する。これにより、リスクの深刻度にあわせ、優先順位を加味して対策を行うかどうかを判断できる。平均サービス価格は700万円(税抜き)。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

編集部おすすめの記事

特集

製品・サービス・業界動向 アクセスランキング

  1. 度を超えたハラスメント行為者 セガ従業員に損害賠償支払い

    度を超えたハラスメント行為者 セガ従業員に損害賠償支払い

  2. マクニカネットワークスが忘れない CrowdStrike 三つのエピソード

    マクニカネットワークスが忘れない CrowdStrike 三つのエピソード

  3. デロイトと JFEスチール、サイバーセキュリティの合弁会社設立

    デロイトと JFEスチール、サイバーセキュリティの合弁会社設立

  4. 大阪の奇跡「純国産SOCサービス」セキュアヴェイル、垂直統合までの20年

  5. GMOイエラエ、カルチャーデック公開

  6. ジョン・マカフィーの死から三年、新CEOにクレイグ・バウンディ氏

  7. 日本規格協会、ISO / IEC 27002 の改訂を受け「JIS Q 27002:2024」発行

  8. GMOイエラエ「ホワイト企業認定」最高ランクのプラチナ取得 三回目

  9. 人を標的とした脅威から守るために ~ KnowBe4 が Egress 買収

  10. 映画製作委員会への出資で得る権利をセキュリティ・トークン化して小口販売

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×